令和8年 カムイエロキ 活動実績
開催日:2026年10月25日(日曜日)
会 場:中川郡池田町千代田
時 間:11:00〜 雨天決行
令和8年カムイエロキの儀式が10月25日、池田町の千代田地区の高台で行われました。
このカムイエロキは「神様がお座りになる処(神の座)」の意味で、古より十勝川を一望する池田町千代田の高台にあります。滔々と流れる十勝川、そこに約4キロに及ぶ崖地は神様の鎮座する威厳を表しており、松浦武四郎の探索記録にも記されております。本会は、先住民族アイヌの尊厳を確立するため、保存、伝承させることを目的としております。
いわゆるアイヌ民族が、鮭の昇る母なる川の十勝川を望み、その繁栄を願いカムイと交信する神聖な儀式です。ちなみに、この儀式に使われたシントコには、長崎・平戸藩の殿様(藩主)、松浦家の家紋が記されております。
11:00〜開会・黙祷
11:30〜カムイノミ
12:00〜伝統舞踊奉納
12:30〜閉会

終わりに
1969年に山川シマ氏により再興され1990年頃に再び中断されていたものを5年ほど前から地元有志で実行委員会を組織して再び呼び起こしたものです。カムイエロキの儀礼を通じ十勝アイヌの神々と自然との関係を見つめなおす機会とし、子孫に神まつりを伝えようという山川氏の熱意を語り継ぎ、十勝アイヌに伝わるカムイエロキを復興し十勝アイヌの文化や世界観を幾世代にもわたって継承していく事を広く一般の人達へも広めようとするものです。
この令和8年カムイエロキが、NPO法人十勝広域連合アイヌ協会(酒井学会長)が支援する今年最後の行事になります。
今回は公益社団法人北海道アイヌ協会の小川哲也理事長。遠く平取より、平取アイヌ協会の宇南山嘉宣会長、北海道アイヌ協会の織田登理事、藤原顕達理事。また、地元池田町の安井美裕町長代理として餌取光一副町長らが出席し、カムイエロキの発展を願う祝辞を頂きました。このほか、儀式の開催に当たって、山林所有者の十勝広域森林組合、小原様、竹中様のご協力を頂いております。重ねて感謝いたします。
儀式は、祭司に酒井学氏、副祭司に斎藤幸生氏、竹山順一氏で執り行われました。儀式に続いて、酒井奈々子さんを会長とします、帯広カムイトウウポポ保存会の皆さんが奉納舞踊を披露し、
豊穣の十勝を祝うような素晴らしい秋空のもと、カムイエロキをつつがなく終える事ができました。この1年間の各文化、伝承事業の完了を受けて、北海道アイヌ協会、公益財団法人アイヌ民族文化財団、各行政機関、各報道機関など、ご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。


