オッパイ山祭り
- 7月7日
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民族の繁栄を祈願する
開催日:2026年7月5日(日曜日)
アイヌ民族の国づくりがここから始まった、とされるウタリの森パラトコタン祭「オッパイ山祭り」が今年も7月5日、上士幌町のイオルの森で開催されました。
西クマネシリ岳(標高1635m)とビリベツ岳(標高1602m)が並立する姿が女性の乳房のように見えることから、通称「オッパイ山」といわれ、アイヌ民族の口承伝承ユッカラでは「神々の国づくりの舞台となった場所」として神聖視されています。

オッパイ山祭りは、その伝承を守るため、1984年ごろから地元の上士幌アイヌ協会や上士幌町アイヌ文化伝承保存会などの人達が集まり、祈りを捧げています。
近年は高齢化や伝承者が減少しており、今年に入っては長く伝承活動に携わってきた古老の佐藤けさ子さんも他界し、寂しい限りですが、今回も上士幌アイヌ協会、浦幌町のラポロアイヌネションの長根弘喜会長、芽室アイヌ協会の川村昭治会長、同保存会の小川史生会長ら関係者15人ほどが参加し、儀礼を務めました。

同アイヌ協会の清水勇会長が祭司を務め、長根会長、川村会長、小川会長ら共々トノトを酌み交わし、祭壇にイナウを捧げ、引き続き祭壇の前で勇壮な剣の舞の舞踊を奉納し、民族の健康と親交、国の平和と繁栄を祈りました。

儀式に続いて、森の中にある東泉園で直会が行われ、参加者はアイヌの家庭に昔から伝わるイナキビやエハ、シケレべなどを混ぜたご飯、シカカレーなど、手を尽くした料理を食べながら、古き良き時代に思いをはせていました。


